つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

任地ヘンティスベイはこんな町!青年海外協力隊員が紹介します!

こんにちは。今日は私の任地であるヘンティスベイ(Henties Bay)についてご紹介したいと思います。あと1ヶ月で帰国になるこの時期にようやく任地を紹介できるようになりました!

 

ヘンティスベイはナミビアの大西洋に面した人口およそ1万人の小さな町です。ご存知の通りナミビアは海岸沿いにナミブ砂漠が広がっており、ヘンティスベイもナミブ砂漠の中にある砂の町です。南にナミビア主要都市であるスワコップムント(Swakopmund)、北には観光名所であるケープクロスCape Cross)やスケルトンコースト国立公園(Skeleton Coast National Park)を構える交通の要所になっています。また周辺には良好の釣り場が点在していることからシーズンは釣りを楽しむ人達で賑わっています。

 

気候的には寒流であるベンゲラ海流の影響を受けて霧がよく発生し、また1年を通して平均気温が低く避暑地として真夏のクリスマスシーズン(※ナミビアは南半球なので季節が日本と逆です。)にはたくさんの観光客や住人でにぎわいを見せます。ヘンティスベイはそのような気候的特徴や海に近い閑静な町であること等の条件から、老後の移住先や別荘地としてとても人気のある町となっています。

 

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町の区画構成について

ヘンティスベイは下記地図に赤線で示した町の中心を通るJakkalsputz Roadから海側のエリアは商業施設や別荘や高級住宅が建ち並ぶ区画となっていて、その住人のほとんどが白人となっています。対してその反対側は役場や産業施設、海側の住宅とは対照的な簡易な住宅が建ち並ぶ区画となっていてその住人はほとんどが黒人です。以前から本ブログでご紹介しているロケーションもこちらのエリアにあります。町並みを見ても貧富の差が大きいことがよく分かります。

 

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まずは観光案内所へ!

ヘンティスベイには観光案内所(Henties Bay Tourism Centre)があります。ここは私が赴任した時にできた施設で、すごく新しくてこの建物だけ他の建物と違って近代的な建築になっています。ここに行けば常時待機している観光課の役場従業員がいますのでヘンティスベイやその周辺の観光情報を聞くことができます。また地図や各種パンフレットも置いてあり無料でもらえるので、ヘンティスベイに来たらまずここに行ってみることをお勧めします。

 

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スーパーマーケット

ヘンティスベイには食料品や生活用品を購入することができるスーパーマーケットが2017年11月現在で5店舗あります。Spar、Shoprite、OK store 2店舗、Woermann Brockの5店舗なんですが、私がよく使うスーパーはSparとShopriteです。Woermann Brockは最近できたばかりで新しく町の外れにあってちょっと遠く、OK storeはいわゆるロケーションエリアにあり、1店舗は最近できたばかりです。これらの店舗はナミビア全土(南部アフリカ地域)に店舗を展開しているチェーン店です。5店舗のうちShopriteは他の店舗に比べて小規模で品ぞろえは少ないですが、値段は安く野菜は新鮮なものが一番多い気がします。それと黒人の人がよく使っている気がします。Sparはヘンティスベイでは一番顧客が多い店で必要なものはあらかた揃うと思います。

 

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オススメの飲食店

ヘンティスベイの飲食店は数えるくらいしかないんですがそのほとんどが一か所にあつまっています。その中で自分の一番のオススメがMisty Bay Caféです。ここは夜はやってなくて昼間だけ運営しているカフェなんですが、朝食や昼食はもちろんのこと、軽食やスイーツなど色々な食べ物、飲み物があって、安くてボリュームがあってどれも美味しいです。もしヘンティスベイで時間があるならば、ぜひとも立ち寄ってほしいお店ですね。

 

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それからもうひとつはFishy Cornerというシーフードのお店です。このお店はすごく小さくてあまり座席数がないんですが、ヘンティスベイに立ち寄る観光客が必ず立ち寄る名店です。小さいせいもあるんですが予約しないと入れないときもあります。ヘンティスベイでシーフードといったらこのお店です。新鮮な魚介類が美味しく食べれるのでお勧めです。Take awayも可能です。

 

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ヘンティスベイ観光おすすめスポット

ヘンティスベイにはガイドブックに載るような観光名所はないのですが、やはりなんといっても海と砂漠です。以前のブログでもご紹介しましたが海と砂漠が近接した絶景を見ることができます。ナミブ砂漠砂丘上から目の前に広がる大西洋を望むことができ、またベンチもあるのでゆっくりすることができます。また西側に面しているので夕日も綺麗です。ヘンティスベイにお立ち寄りの際はぜひとも訪れてほしい場所です。

 

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それからヘンティスベイには独特のモニュメントがあります。その名も「THE GALLOWS」で、日本語で「絞首台」つまり首吊りのモニュメントです。町中にこんなモニュメントがあるなんてすごく不気味なんですが、なんでも最初にヘンティスベイに移り住んだ2人が町や海岸がずっと綺麗であるようにと願いを込めて、「町や海岸をきれいにしない人は首を吊ってもらいますよ。」というユーモアを交えて作ったモニュメントだそうです。ヘンティスベイにしかないモニュメントなので記念に写真撮影もいいかもしれません(笑)。

 

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お土産を買うならここ

ヘンティスベイでお土産を買うならMini Mallがお勧めです。小規模ですが観光客用のお土産店がいくつかあり、ヘンティスベイ土産、ナミビア土産など色々見つけることができます。また観光地であるケープクロス(オットセイの生息地)に近いこともありオットセイの皮製品を扱ったお店もあります。時間があればぜひとも立ち寄りたいところです。

 

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ヘンティスベイの宿

ヘンティスベイの宿は結構たくさんあります。Airbnbに登録している宿もいくつかあるのでそちらを利用してもよいかもしれません。主要な宿についてはHenties Bay Tourism Centreのホームページ(http://www.hentiesbaytourism.com/)に載っているので参考にしてみて下さい。

 

12月のクリスマス休暇時期にはほとんどの宿が満室になっています。ですのでもしこの時期に訪問される場合には遅くとも2か月前には予約をしておくことをお勧めします。

 

車関係施設

ガソリンスタンドはTotalとPumaの2つがあります。ヘンティスベイより北のスケルトンコースト方面に行く場合にはガソリンスタンドがありませんので、給油していくことをお勧めします。もし車がパンクした場合にはタイヤの修理店舗もあるのでそこで修理やスペアタイヤの補充もできます。

 

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The Ministry of Fisheries and Marine Resources(漁業海洋資源省)

ヘンティスベイやその周辺には良好な釣り場が点在しており、誰でも釣りを楽しむことができます。ただしナミビアで釣りをする場合にはThe Ministry of Fisheries and Marine Resources(漁業海洋資源省)で許可証を取得する必要があります。ヘンティスベイにもオフィスがあるので許可証を取得することが可能です。

 

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その他施設

銀行はBank Windhoek、First National Bank、Standard Bankの3銀行があります。それ以外の銀行カードしか持っていない場合でもATMでお金をおろすことができるので問題ありません。その他郵便局、警察署、病院や薬局などもあり、大都市スワコップムントへも車(タクシー)で30分程度の近距離にあるので、生活する上でそれほど困ることはあまりありません。それから小さいですがジムもあります。

 

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公共交通情報

ヘンティスベイを自家用車やレンタカー以外で訪問する場合にはタクシーを利用することになります。ヘンティスベイ~スワコップムント(Swakopmund)間は何台ものタクシーが運行しています。2017年11月現在で片道N$60です。スワコップムントのタクシー乗り場は下記地図にある場所で、ヘンティスベイ行きだけではなくウイントフック(Windhoek)やウォルビスベイ(Walvis Bay)、オチワロンゴ(Otjiwarongo)、オシャカティ(Oshakati)行きなどのタクシーやコンビもそこから乗れます。ヘンティスベイでは降りたいところに降ろしてくれます。

 

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ヘンティスベイからスワコップムントに行く場合はもしタクシーの運転手の電話番号が分かれば電話をすると迎えに来てくれます。ヘンティスベイに来た時にタクシーの運転手の番号を聞いておくとよいかもしれません。もし知らない場合はタクシーのほとんどはロケーションを走っているので、そのエリアで待っていると見つけることができます。

 

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まとめ

今回は私の任地ヘンティスベイについてご紹介しました。ヘンティスベイには観光案内所(Henties Bay Tourism Centre)があるので、基本的にはホームページと合わせてそこで情報を入手するのがベストだと思います。寒流の影響で一年を通して涼しく、避暑地として快適に過ごすことができ、海と砂漠の雄大な自然がある素晴らしい場所です。ぜひとも一度訪れてほしい町ですね。

 

それでは、今回はこのへんで。

 

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