つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

ウォーターフロント構想からみるナミビア!もはや技術力は先進国と肩を並べていると思う!

こんにちは。私の任地ヘンティスベイは人口1万人ほどの大西洋に面した小さな町で、ナミビアの海岸線沿いに広がるナミブ砂漠の中にある砂の町です。そんなヘンティスベイは周辺に数多くの良好な釣り場、ケープクロスやスケルトンコーストなどの有名観光地を有し、また大西洋を流れる寒流の影響を受けて年間を通して涼しくという特徴から避暑地としても有名で、クリスマス休暇などの大型連休にはナミビア各地、南アフリカなど周辺国から数多くの観光客が訪れています。またそのような特徴から住居地や別荘地としても注目を浴びています。

 

そんな潜在力を秘めているヘンティスベイにあっては政府もその開発に力を入れているようで、資金等色々な面で協力をしてくれているようです。そして当然ながら民間の企業も将来のヘンティスベイ開発に参入するべく、自社の技術力をアピールしようと色々な計画や提案を携え役場を訪れます。そんな中で先日ある企業連合が「ウォーターフロント構想」のプレゼンをしに来たんですが、それがまたすごかったのでご紹介したいと思います。

 

3次元モデルによる視覚化!

その企業連合はコンサルタント会社と建築会社の合同チームだったんですが、彼らがしたウォーターフロントに関するプレゼンは、3次元モデルを駆使して将来のウォーターフロントの町並みを視覚化しており、その構想がとてもよく分かるものでした。計画しているイメージを伝える手法として3次元のモデルはとても有用でプレゼンテーションの場でよく使われます。日本では建築や土木の仕事をしているとよく目にする3次元モデルですが、まさかナミビアでも3次元モデルを目にすることができるとは思いませんでした。

 

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ナミビアコンサルタント会社や建築会社はとても優秀!

ナミビアにおける開発計画(町、家、インフラ等)はそのほとんどをコンサルタント会社が行っています。2年間ヘンティスベイ役場でインフラ整備関連のコンサルタント会社と仕事をしてきましたが、彼らは本当に素晴らしい技術力を持ち、とても優秀でその仕事の質は日本の企業となんら変わりはありません。それはウォーターフロント構想のプレゼンを見ても明らかです。推察するにその技術力は歴史の背景にあって、隣国南アフリカ、あるいはドイツ等の先進諸国からもたらされたものと考えられます。 そのような優秀なコンサルタント会社が開発に携わり国土を築いてきたことに、ナミビアが中進国といわれる一つの理由があると思います。このような状況にあるナミビアでは、もはや土木、建築等の開発に関する事のほとんどはナミビア自身でできると感じますね。

 

まとめ

今回はヘンティスベイのウォーターフロント構想のプレゼンから感じたことを記事にしてみました。今回のプレゼンを通して改めてナミビアコンサルタント会社の技術力の高さを感じました。タイトルにも書きましたがもはやその技術力に関しては先進諸国と同等であると思います。そんな状況にあって開発分野で日本が協力する場合には、そんなコンサルタントでさえ持ちえない視点や考えを持つ必要があると思いますが、そのあたりはまた別の機会に。

 

それでは今回はこのへんで。

 

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