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つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

スーパーロケーション開発プロジェクト始動!

私の任地ヘンティスベイにはスーパーロケーションと呼ばれるエリアがあります。そのエリアは主にナミビアの北部から仕事を求めて移ってきた人たちが住むエリアです。

 

ヘンティスベイは現在人口1万人ほどの小さな町ですが、宅地や商業施設などの開発を順次進めているところで、また今後の町の開発計画をみても将来は確実に大きな町になると考えられています。

 

発展していくことが確実な町なので大型スーパーなどの企業も参入してきて雇用も増えることが予想されています。そんなヘンティスベイは職を求めている人達にとっては絶好の町なわけです。

 

でも移ってきても住むところがないので町の中心地から離れた空いている土地に許可なく拾ってきた雑材を組み合わせて家を作って生活するわけです。そんな家がたくさんある場所、それが「スーパーロケーション」なわけです。

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当然ながら電気や水道などのインフラは整備されていません。彼らは火を使って生活しています。水は生きていく上で必要不可欠なものなので役場が公共の水場を設置して水を無料で提供しています。

 

今回はそんな「スーパーロケーション」の開発プロジェクトが先日ようやく始動したのでその一部をご紹介したいと思います。

   

スーパーロケーション最大の問題点

このスーパーロケーションと呼ばれるエリアは無計画に家が作られてしまったために、ちゃんとした道もないわけです。なのでまずは区画整理をして道路を作り、その後に電気や上下水道のインフラを設置する流れになるんですが、その区画整理が一番のネックになるわけです。

 

どういうことかと言うと計画上道路になるところにたくさんの家が建っているわけです!つまりは立ち退きをお願いしなければならないわけです。役場は区画計画図を基に道路上に立っている家一軒一軒にお願いをしてまわるわけですが、当初は彼らはなかなか動いてくれませんでした。

 

下の写真は計画の道路上に建っている家でバツ印がついています。この印は「ここは道路上にあるので立ち退きが必要ですよ」という意味で役場がつけたものです。このようなバツ印がついた家がたくさんありました。

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解決策と立ち退きの状況

この状況を打開するために、役場は彼らが移り住むことのできる新しい家を用意してあげたり、宅地(道路)の境界に木杭を設置して、どこが道路なのかを住民にも見えるようにしました。その杭を目安にして現地で区画割りについて住民に説明もしています。その結果次第に道路上にある家を撤去してくれる人が出始めて、現在では多くの人が立ち退きを理解してくれて移動してくれています。

 

下の写真は私の同僚が住民に対して道路の位置や宅地の境界などを説明しているところです。

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下の写真の建物を撤去している最中のものです。家主は道路部分の建物を撤去して、建物を新しく作り直してくれています。

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現在の開発プロジェクトの状況

現在は立ち退きを終えたエリアの残材を片づけたり、道路となるエリアを整備したり、測量したりしながら上下水道整備の準備を進めています。

 

立ち退きを終えたエリアの残材を重機を使って片づけています。

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立ち退きが終わって空いた道路となるエリアは専用のグレーダーという重機で整地していきます。

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次のステップである上下水道設置のための測量を同僚に指導しながら進めています。

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まとめ

今回はスーパーロケーションと呼ばれるエリアの開発プロジェクトの一部をご紹介しました。スーパーロケーションは主にナミビア北部から職を求めて移り住んできた人たちが住むエリアで、電気や上下水道などのインフラが整備されておらず、雑材を組んで作られた家が無計画に建てられているエリアです。そのような状況のため道路となる予定のエリアにも家が建っており、このエリアの開発にはまず立ち退きをしてもらうことが第一でした。

 

ヘンティスベイ町役場は彼らに立ち退いてもらうため、新しい家を用意したり、宅地や道路の境界に杭を設置して見える化を図ったりしました。その結果現在ではたくさんの人が計画を理解して移ってくれるようになりました。

 

私の赴任当初はいつになったらこのエリアの開発ができるようになるのかと思っていましたが、赴任6か月にしてようやくこのエリアの整備を開始することができました。

 

まだまだ課題はたくさんありますが、同僚と協力して着実にこのエリアの開発を進めていきたいです。

 

それでは、今回はこのへんで。

 

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