つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

プレインストール版Office Home & Business PremiumについているOffice365サービスの更新が海外ではできない?!その理由とは!

青年海外協力隊員の人は派遣前訓練や赴任のために色々なものを購入すると思うのですがその一つにパソコンがあるかと思います。私もその一人で、これまで使っていたノートパソコンが古かったので2年間任国ナミビアで使えるように新しく購入したんですが、そのパソコンはプレインストール版のOffice Home & Business PremiumとOffice365サービスがついているものでした。

 

まさかこのOffice365サービスが1年後、任国ナミビアで私を困らせることになろうとはその時点で思ってもいなかったです。

 

Office Premiumと付属するOffice365サービス

まずはOffice Premiumについてです。下の表にありますようにOffice PremiumにはOffice Personal Premium, Office Professional Premium そして私のPCにインストールされているOffice Home & Business Premiumの3種類があります。これらの違いは構成されているOfficeアプリケーションの種類です。また3種類ともインストールした(プレインストールされた)PCだけの使用に限られてしまいますが永続的に使用することが可能で、さらに最新バージョンのアプリケーションにアップグレードが可能です。

 

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Microsoft HPより引用

 

そしてこのOffice Premiumに付随しているものがOffice365サービスです。このサービスは法人向けに提供されているOffice365や一般ユーザー向けに提供されているOffice365 soloとはちょっと違います。簡単に言うとこれら法人向けや一般ユーザー向けのOffice365はOfficeアプリケーションの利用料を支払うことで使用することができるサブスクリプション型のもので永続ライセンス型ではありません。クラウド型とも言われていてPCとインターネット環境さえあればどこでも利用することが可能なのも特徴です。

 

対してOffice365サービスはOffice Premiumに付随しているプラスアルファのサービスで、必要ならば1年ごとに更新する必要があります。そのサービスは下記の通りです。

 

・マルチデバイス対応で、2台のタブレット端末でOffice Premiumをインストールして利用することが可能

・1TBのオンラインストレージサービス(One Drive)が利用可能

・毎月60分のSkype通話プランが利用可能

・Officeのテクニカルサポートが受けられる

 

が主なものです。

 

そもそもOffice365サービスは更新すべき?!

プレインストールされているOffice365サービスは1年間無料でそのサービスを利用することができますが、1年後継続してサービスを利用するには更新する必要があります。その更新料は約6000円/1年間です。すでに説明しましたようにこのOffice365サービスを更新しなくてもOfficeアプリケーション自体は永続的に使用することが可能です。しかも無料でアップグレードできるのでいつでも最新版のOfficeアプリを使用できます。

 

ですので自分のPCのみでしかOfficeアプリを使用しない人、データをクラウド保存しない、あるいは保存はするが無料分の容量(One Drive 5GB)で十分な人、Skype通話なんてしない、Officeのテクニカルサポートなんて必要ない人は更新する必要はないと思います。

 

推察するに更新が必要な人は、One Driveに無料の容量以上の結構な容量のデータが保存されていて更新しないとデータが消えてしまうとか、タブレット端末でもOffice Premiumを使用したいという人だと思いますが、ご自身の使用環境を考慮して更新するかしないかを決めればいいと思います。

 

Office365サービスが海外では更新できない!その理由とは?

さてここからが本題です。パソコン購入から1年後、協力隊としてナミビアにいる私はOne Driveに活動のデータや写真等かなりのデータを保存しており、それらを外付けのHDDや他のクラウドに移すことが面倒だったため、Office365サービスを更新することにしました。しかしながらなぜか更新することができませんでした。そこで日本のテクニカルサポートデスクとオンラインチャットでやり取りしたところ、驚くべき事実が判明しました。なんと「日本以外では更新できない。」そうです。理由を聞くとこのOffice PremiumとOffice365サービスは日本限定のライセンス形態で海外のサーバーからは認証ができないとのことでした。Microsoft社の製品は世界共通と思っていましたがどうやらそうではないようです。

 

とはいっても更新しない場合、私の任地の遅いインターネット環境でOne Driveのデータを移動する必要が出てきてしまいます。いろいろと考えましたが結局、更新できない日本限定ライセンス形態のOffice PremiumプラスOffice365サービスを諦め、海外版のOffice 365 Homeに切り替えました。Premiumの特権であったOfficeアプリの永続使用がなくなって年間使用料購入のサブクリプション版になってしまいましたが、容量1TBのOne Driveはこれまで通り使用することができます。とりあえずナミビアにいる間はOffice365 homeでいって、帰国後One Driveのデータを移し終えたら、更新するか新しいOfficeにするかをまた考えたいと思います。

 

まとめ

今回はプレインストール版Office Premiumに付随するOffice365サービスが海外で更新することができない理由についてお伝えしました。Office PremiumプラスOffice365サービスは日本のみのライセンス形態であるため、日本以外では更新することができないようです。この日本限定ライセンス形態であるOffice PremiumはOffice365サービスを更新しなくても構成されるOfficeアプリケーションを永続的に使用することができ、しかも最新版にアップグレードすることができます。それぞれの使用環境にもよりますが、このような利点のあるすごく素晴らしい製品だと思うので個人利用の方は継続して使用することをお勧めします。もし海外でOffice Premiumを使用したいのであれば海外では更新できないことを想定してOne Driveへのデータの保存は無料分の5GBだけにしてその他のデータは別のクラウド使うとか、外付けのHDDを併用するなどしておくことがベターかと思われます。皆さまの参考になると幸いです。

 

それでは、今回はこのへんで。

 

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