つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

配属先にナミビア大学からインターンの学生が来る!

以前のブログでナミビア大学から学生受け入れのオファーが来たことをお伝えしましたが、先日正式に学生の受け入れが決定し、学生2名が私の配属先であるヘンティスベイ役場にインターンに来て勉強しています。

 

ちなみに前回のブログはこちら↓↓↓

 

tsunablo.hatenablog.com

 

ナミビア大学ではIndustrial Attachment制度というのがあり、大学在学中に実際の企業に行って数か月間実務的な勉強をすることがカリキュラムとして組まれているようです。今回はそんな学生たちのインターンの様子をお伝えしようと思います。

 

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インターン受け入れまでの経緯!

昨年の11月のことになりますが、今回インターンとして来ている学生の1人に出会ったんです。彼女はたまたまヘンティスベイのある区画の建設を請け負っている企業にインターンに来ていました。

 

私はちょうどその頃教育の重要性を感じている時だったんで自分の経験や知識を生かせる場があればぜひ協力したいとの想いを伝えてありました。それ以降彼女と連絡を取ってナミビア大学に赴いたり、メールや電話で大学の教授とやり取りしながら今回のインターン受け入れとなったわけです。

 

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インターンの中身!

今回受け入れた学生2人は1か月半のヘンティスベイ役場で土木工学に関する実務的な勉強をすることになっています。

 

土木で実務的な勉強と言えばインフラ施設の設計や施工になるんですが、実は役場ではそのような仕事はないんです。町を作るために開発する多くの土地は役場や国が所有するものではなくて、プライベートディベロッパー(開発業者)が所有しているんです。彼らがコンサルタントにインフラ施設の設計をさせて、建設会社に建設を依頼する流れになっています。なので役場の仕事はそれら設計の認可や建設のチェック、建設後の維持管理が主で、本来学生が学ぶべきことはあまりないんですよね。

 

でもちょうどタイミングが良く、学生を受け入れたこの時期に役場が直接担当している建設プロジェクトがあって彼らにはそのプロジェクトを通して色々学んでもらっています。そのプロジェクトが以前のブログでもご紹介しましたロケーション開発プロジェクトです。

 

以前のブログはこちら↓↓↓

 

tsunablo.hatenablog.com

 

tsunablo.hatenablog.com

 

 

やはり土木の場合は、建設現場でその状況を自分の目で見て、感じて、あるいは体験することが一番の勉強になるので、彼らには必ず現場に出てもらうようにしています。上下水道の施工の手順や方法など見てもらって将来に役立ててもらえると嬉しい限りです。

 

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それからCADを使った数量拾いや進捗管理、材料発注方法、ガントチャートでの工程作成や管理方法なども教えています。2人ともCADの基本的操作はマスターしていてとても優秀です。ガントチャートについては実際の建設プロジェクトの工程をひくようにとの宿題も出ているようなので、現在は私が計画した工程を参考にロケーション開発プロジェクトの残りの工程を計画させています。

 

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インターンの期間は短いですが、できる限り私の経験と知識を伝えていけたらと思います。

 

まとめ

今回は私の配属先であるヘンティスベイ役場に来たナミビア大学の学生のインターンについてご紹介しました。学生には現在ヘンティスベイ役場で進めているロケーション開発プロジェクトを通して、上下水道の施工手順や方法、測量方法、CADやガントチャートを使用した各種管理方法などを学んでもらっています。1か月半の短いインターンですが、できる限り私の経験や知識を伝えていけたらと思います。

 

それでは今回はこのへんで。

 

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