つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

ナミビアのお葬式って?

先日職場の同僚に誘われてお葬式に出席する機会がありました。ナミビアキリスト教の国なので当然ながら日本での式とかなり違うものなのだろうなと思っていましたが、参加してみて色々と感じたことがあったので、今回はそんなナミビアで行われている「お葬式」について記事にしたいと思います。

 

お葬式で行われていること・・・それは歌を歌うこと!

ナミビアキリスト教の国なのでお葬式は教会で行われます。教会ではみんなで歌を歌って故人を送るのが、ナミビア(あるいはキリスト教?)の伝統と同僚が教えてくれました。私が参加したのは金曜日の夕方から土曜日の昼にかけてでしたが、一晩中土曜日の朝の日が昇るまで寝ることもなくみんなで歌を歌っていました。夜の12時までは教会で、その後は場所をセレモニーセンターのような民家を改築した建物に移動して歌を歌い続けていましたね。

 

教会やセレモニーホールにはエレクトーンをひく人がいて、その人の伴奏に合わせてみんな色々な歌を歌っていました。一人で歌う人もいれば友人数名や職場の同僚と歌う人もいました。あとは自分で楽器を持参して演奏しながら歌うひともいましたね。

 

同僚にお葬式で歌うことの意味を質問したら、「亡くなったことを忘れるためにみんなで楽しく歌う」ことがその意味と言っていました。最後の時を楽しく過ごすために歌うのかなと思っていましたが、「悲しさを紛らわす」という意味があるようです。

 

お葬式は埋葬まで、土曜日の昼過ぎまで続くんですがそんなことは関係なく、みんな寝ることもなく歌を歌い続けます。ほんとタフですよね。

 

人が亡くなるということはやはり悲しいということ

土曜日の日が昇ったら歌を歌うことをやめて故人と最後の別れをして、正装をして再度教会に向かうという流れでした。この時が故人の顔を見ることができる最後の機会とあって、家族や友人の多くの人が涙していました。そのあと教会で故人の生い立ちなどを話ながらセレモニーを行い、終了後教会近くのお墓で埋葬という流れだったんですが埋葬の時もやはりたくさんの人が涙していました。

 

やっぱりここナミビアでも人が亡くなるってことは悲しいことのようです。

 

お葬式の業者さんが結構しっかりしているという事実

ナミビアでもお葬式を執り行う業者さんがいるんですが、その業者さんが結構しっかりしてますね。式の進行だけでなくて、棺の手配、棺を運ぶ車の手配から運転、セレモニーホールの準備、演奏者の手配、式のスケジュールや故人の写真を貼ったリーフレットの準備、埋葬の準備、式終了後の料理の準備、などなどなど・・・日本の業者と何ら変わらないくらいしっかりしているなって印象でした。

 

あとは棺を埋葬するときは電動のエレベーター的なものを使用していましたね。ボタン一つで棺を穴の中に下してました。これには驚きました。ほんと。冠婚葬祭のビジネスはどこでも発達しているんですね。

 

まとめ

今回はナミビアで行われているお葬式についてご紹介しました。

 

式は金曜日の夕方から始まって土曜日の昼過ぎまで行われていました。そしてその式の中心はみんなで歌を歌って故人を送ることでした。みんな寝ることなく一晩中日が昇るまで歌い続けていましたね。ほんとタフです。日が昇ったら故人と最後の別れをし、その後再び教会に行って故人の生い立ちなどの話などをしながら最後の式を執り行い、終了後に墓地に向かい埋葬するという流れでした。

 

日本とは違うお葬式に参加することができ、本当にいい体験をすることができました。

 

以上、今回はナミビアで行われているお葬式についてご紹介しました。

 

それでは、このへんで。

 

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