つなブロ

青年海外協力隊として、ナミビアの大西洋に面した街ヘンティスベイで町づくりの手伝いをしています。協力隊活動に関すること、ナミビアでの生活に関すること、自分の住む街や訪れた街に関することなどいろんなテーマについてお伝えできればいいなと思ってます。

任地ヘンティスベイの特徴ある気候について

私の任地であるヘンティスベイは大西洋に面した街でいわゆるナミブ砂漠の中にある地域になります。そしてヘンティスベイを含めた一帯はDorob National Parkに指定されており、写真のような砂丘と砂漠の植物が生息する乾燥地帯となっています。

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今回はそんな海沿いの町ヘンティスベイの特徴ある気候についてご紹介したいと思います。

 

特徴ある気候その1:霧

ヘンティスベイを含めた海沿いの町の最大の特徴としては、霧が発生することです。毎日ということではないんですが、比較的多くの日数霧が発生します。朝だけの時もあったり、日中の時もあったり、時には1日中霧に包まれることもあります。海から霧が立ち込めてきて町全体を覆い日照が遮られるため気温が低下します。そのため霧の出現に合わせて気温が上下するので、1日の気温差が大きい地域になります。

 

下の写真のように霧が立ち込めます。ひどい時は視界50mといったところでしょうか。

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このような霧の発生する地域なので湿気が多く、洗濯物は一日で乾かない日が多いです。

 

特徴ある気候その2:East Weather(イースト・ウェザー)

5月の中旬ごろから数か月間、こちらナミビアの人がEast Weatherと呼ぶ気候になります。どういった気候かというと、東(つまり内陸側)からものすごい強風が吹き、それと同時に気温が真夏のように急上昇する気候です。ただこのEast Weather になる日は毎日というわけではなく不規則です。数日続く場合や全くこない場合もあります。East Weather でない日は通常通りの霧の多い乾季(冬)の気候となり寒くなります。

 

まず風ですが、本当にものすごい風です。台風の暴風と同じくらいかそれ以上かもしれません。あたりの砂を巻き込みながら立っていられないほどの強風が吹きます。もしその中を歩くならサングラスは必須ですね。あとは以前、家の入り口の扉を閉めてロックをしたままにしておいたら、ドアのロックが曲がってしまったので、それ以降風がある時は常に開けておくようにしています。

 

周囲のごみも巻き込んで家のドアとかに張り付いていたりもします。

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 そして気温ですが、5月中旬から数か月という期間はこちらでは一応乾季で冬にあたるんですが、この風が吹いた日は気温が急上昇して30℃近くになります。ほんと夏ですね。

 

前で説明しましたが、この気候になる日は不規則なのでちょっと厄介ですね。夏のように気温が高い日があったかと思えば、次の日は霧が立ち込めて気温の低い冬になる。体調がおかしくなります。

 

このEast Weatherかどうかの判断方法ですがその日に朝の状況で判断します。朝起きて庭をのぞいて風が強ければ、その日はEast Weatherで夏用の軽装で仕事に出かけます。朝、庭をのぞいて霧が出ていれば、その日はEast Weatherではなく通常の日なので、防寒対策をして出かけます。

 

そしてこのEast Weatherですが、現地の人いわく、この時期にEast Weather になるかならないかで11月~2月の雨季に雨が降るかどうかが分かるようです。この風が強いEast Weatherになればその年の雨季には雨が降るとのことです。「今年は雨が降るぞ!」っ自信たっぷりに言ってました。この予想の結果について今年の雨季にまた報告したいと思います。

 

まとめ

 今回は任地ヘンティスベイの特徴ある気候についてご紹介しました。Dorob National Park に属する大西洋に面したヘンティスベイは、頻繁に霧が発生しそれにより日照が遮られるため気温が低くなること、それにより霧がない時との気温差が大きくなること、またEast Weatherと呼ばれる東(内陸側)から強風が吹き、気温が急上昇する気候により真夏のように地域であることをご紹介しました。ひとことでヘンティスベイを含めた海岸沿いの地域の気候を表現するとすれば、「変わりやすい気候」というところでしょうか。

 

この地域をご旅行なされる方は、気温の変化が大きい変わりやすい気候であることを考慮して、着る服などの準備をされたらよいかと思います。

  

それでは、このへんで。

 

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