青年海外協力隊/ナミビア隊員の赴任前研修についてご紹介!
青年海外協力隊やシニア海外ボランティアなどのJICAボランティアは、ナミビアなど各自の任国に赴任した後、配属先に正式に赴任する前に首都などで研修を行うことになっています。
今回は私の派遣されたナミビアでの研修についてご紹介します。
研修の目的って?
僕らナミビア隊員の場合、首都のウイントフックで約1か月間研修を行います。この研修の目的は、やはりナミビアのいう国に慣れるということですね。ナミビアの風習や文化、歴史、ナミビアの人たちの人柄や価値観、物価や地理など、ナミビアに住むうえで知る必要があることをこの研修中に学びます。
赴任時オリエンテーション
ナミビアに到着した初日と翌日に、赴任時オリエンテーションがあります。このオリエンテーションでは、赴任までの日程説明、JICAナミビアスタッフ紹介、各種提出物の説明、携帯電話の貸与とその説明、安全に関する留意事項説明などがあります。そのほか銀行に行って銀行口座を開設しに行ったりもします。
このオリエンテーションはJICAのスタッフが実施します。
研修の内容
2日間のオリエンテーションの後、本格的な研修に入ります。基本的には午前中はJICA事務所での語学、午後はアウトドアレッスンという感じです。この研修の講師はJICAスタッフではなく、現地のローカルスタッフが担当します。
語学は英語なんですが、派遣前訓練で勉強しているので、ここで新たに学ぶというよりは、講師との会話で英語に慣れることやナミビア人独特の発音の癖に慣れてヒヤリング力をつけることが目的ですかね。もちろん新たに学ぶところもあるはあるんですが。
具体的には、単語や文法、リーディングや自己紹介の練習などをやってました。あと新聞を読んだりもしましたね。それからリーディングはナミビアの歴史などナミビアに関することが題材になっていて、リーディングの練習と同時にナミビアの勉強も兼ねている感じでしたね。
なんと宿題もあるんです。午後のアウトドアレッスンに関することをレポートにする宿題が毎日ありました。赴任してもなお宿題か~って感じでしたね。
アウトドアレッスンをご紹介!
アウトドアレッスンは実際に現地で色々なことを体験してナミビアの国に慣れ親しむことを目的としている。それでは順番にご紹介しよう。
Xwama Restaurant というナミビアの伝統料理が食べられるお店。自分はGame肉(クドゥ肉)とポリッジ、そしてOshikunduというナミビア伝統の飲み物(キビとソーガムを発酵させて作った飲み物)を注文しました。
チャイナタウン。その名の通り中国人が経営する店舗が立ち並ぶタウン。。。というか通りかな。生活用品、家電、家具などあらゆるものが売っている。任地赴任前に生活用品をそろえるのに便利。
Single Quarters(シングルクォーターズ)。Kapana(カッパーナ)で有名な場所。カッパーナとは露店焼肉みたいなことかな。カッパーナはここシングルクォーターズだけじゃなくてナミビア各地にある。ここのようなオープンマーケットの形もあるし、路上でリアカーみたいなので店を出してる人もいる。
郵便局。ナミビアでの手紙の出し方を学ぶ。といっても切手を買ってポストに投函するだけだけどね。ナミビアは日本と違って家まで郵便を配達するシステムがないんです。郵便の宛先は私書箱(郵便局)になって、定期的に郵便局へ取りにいかないといけないんですね。
National Art Gallery。いろいろな絵画や写真、彫刻、工芸品が展示してある。
Sam Nujoma Museum。ナミビアの独立を記念して作られた国立博物館。Sam Nujoma Museumはナミビアの初代大統領で、ナミビア独立闘争の英雄Sam Nujomaからとったもの。古代ナミビアから独立を果たすまでの歴史を学ぶことができる。
Heroes Acre(ヒーローズ・エーカー)。Sam Nujomaをはじめとしたナミビア独立の立役者たちを称え、そして祀る独立記念公園。
Wernhill Park(ウェンヒルパーク)、Maerua Mall(マルーアモール)、Groove Mall(グローブモール)などのショッピング施設。食料品や衣料、家電など色々な店舗が入った大型ショッピングモール。協力隊員のほとんどは任地へ赴任する前にこの3店舗で生活に必要なものを買って赴任する。
これらの施設でのアウトドアレッスンのほか、学校やNGOの施設での生徒との交流やプレゼンテーションの実施、2泊3日での任地へのフィールドトリップのプログラムもありました。こちらはまた次回紹介することにしたいと思います。
まとめ
今回は青年海外協力隊/ナミビア隊員のナミビア国内での赴任前研修について紹介しました。研修プログラムは隊次ごとにその内容が若干違っているようですが、基本的な流れは変わらないようです。
アウトドアレッスンではウイントフック市内の有名な場所はほとんど行くことができ、ナミビアの文化や歴史、習慣、地理等を学ぶことができます。また大型ショッピングモールにも行くことができるので、任地での生活に必要なものの下見や購入もすることができます。
そして今回は紹介できませんでしたが、学校やNGO施設へ訪問して自分たちの職業や日本に関するプレゼンテーションを実施したり、各地の任地(自分の場合はヘンティスベイ)へのフィールドトリップのプログラムもありました。これらは次回紹介したいと思います。
今回紹介した場所は、協力隊員に限らず観光で来られている方、予定されている方にもおすすめです。ぜひ行ってみてナミビアを感じてみて下さい。
それではまた次回。
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