後任ボランティアを要請するかどうか考える際に考慮すべき8つのこと!
後任の要請をどうするか・・・。
これは派遣中の全てのボランティアに課される命題だと思います。これって結構悩みますよね?私はそうでした。もちろん赴任先に解決すべき課題が結構あって、やることが明白な場合は悩むことなく後任を要請するんでしょうが、そんな環境にあるボランティアはあまりいないのではないでしょうか。
私は結局・・・
後任要請はしない
ことにしました!
今回はそんな後任要請を考えるにあたり私が考えたことについて記事にしたいと思います。
後任要請はじっくり考えればよい?!
「後任の要請どうしますか?」
とボランティア調整員から電話があったのは確か赴任して半年を過ぎたくらいの頃でした。確かに出来るだけ早く募集をかければ、後任との間を空けずに連続で活動することができるんですが、いくらなんでも早すぎやしないでしょうか?やっと活動内容が定まり活動を始め出した頃でどうして後任が必要かどうか分かると言うのでしょうか?
すいません。愚痴を言っているわけではないんです。
多くのボランティアは同じような時期にボランティア調整員から後任が必要かどうか尋ねられるのではないでしょうか。もしこの時期に後任が必要かどうか分からない場合は、次の募集時期まで考えればいいんじゃないでしょうか。そしてその時点で分からなければさらに次の募集で考えればいいことのように思います。
後任の要請という命題には次に書きますのようにいろんな考え方があるので、真面目に考えると結構時間が要ります。だから焦る必要はないかと思います。後任との間が空いてしまう問題はありますが、じっくり考えていけばいいのかなと思いますね。
後任の要請の背景にはいろんな側面がある?!
ボランティアの後任要請が必要かどうかを考えるにあたっては、色々な側面を考える必要があるような気がします。
1.配属先への支援の必要性の有無
2.配属先の意思、事情
3.ボランティア機会の提供、後任ボランティアの育成(ボランティア自身の成長)とその後の社会貢献
4.先代ボランティアから築いてきたもの、流れ、目標など。
5.ODA(政府開発援助)への寄与・貢献
6.ボランティアによる赴任国での相互交流による日本の宣伝
7.ボランティア事業にかかる費用(税金)
8.JICAの赴任国への支援目標や方向性
私が思いつくのは上記8つくらいですが、まだ色々あるかもしれませんね。それからボランティア調整員の方もできるだけボランティアを確保したいという思いがあるようですので、そんな側面もあったりしますね。
多くの場合、後任が必要かどうかは配属先が決めてJICA側に要請することだと思いますが、ボランティア側も上に書いた色々な側面を総合的に考えつつ、自分の考えを持ってボランティア調整員や配属先と話をしていく必要があると思います。 私的にはその配属先に支援の必要性があるのかどうかという事が一番のポイントだと思いますね。いざ後任のボランティアが赴任してやることがないというのはその方に迷惑がかかってしまいますしね。
私の場合も最終的に「後任不要」と判断したのは、「配属先に支援の必要は無い」と考えられたことが大きな理由となりました。私の配属先は自分達の抱える問題、解決すべき問題をしっかり把握してその解決に向けて話し合いをしながら進んでいて、解決する際に相談できる人達(あるいは会社)、解決手段を提供してくれる人達(あるいは会社)が周囲に大勢いるんですよね。要は全て自分達でできている、あるいはできる状況にあるので、「支援をする必要は無い」という考えに至ったわけです。
写真は各チームが抱える問題について話し合っているところです。問題を全員で共有して解決していこうという姿勢が見られます。
ボランティアそれぞれ色んな環境にあって、置かれている状況も異なるので一概には言えないですが、とにかくゆっくりと考えればいいかと思います。
まとめ
今回は後任要請を考えるにあたり、私が考えたことについて記事にしてみました。あくまで私個人の考え方なので参考程度にしてもらえればと思います。こうやって記事にしてみると、後任を要請することにたくさんのメリットがあることを改めて気づくことができました。ある人は配属先でちょっとでもやることがあるのならば、後任を要請すべきだと言います。その背景にはそれらメリットを考えているのだと思います。
ともあれボランティアそれぞれの環境を踏まえて、募集時期にこだわることなく、焦らずじっくりと考えればいいと思います。この記事が後任要請で悩むボランティアの皆さんの参考になれば幸いです。
それでは今回はこのへんで。
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